ベル&ロス(Bell & Ross)から新作腕時計2モデルが登場!

ベル&ロス(Bell & Ross)から新作腕時計2モデルが登場!BR01 サイバースカル、BR05いずれも「ゴールド」、世界限定500本

BR 01 サイバースカルは「持っておいて損はない」1本だと思う
さて、ぼくの愛する腕時計ブランド、ベル&ロス(Bell & Ross)から2023年新作が登場。

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まずは2本が発表されていて、いずれもゴールドをテーマとした仕様を持っており、ここでそれらを見てみたいと思います。

まずこちらはBR01 サイバースカル ブロンズ(BR 01 CYBER SKULL BRONZE / 1,617,000円)で、世界500本限定となりますが、日本だと銀座及ブティック、心斎橋ブティック、oomiya心斎橋店・京都店・仙台店のみでの販売となっています。

BR01 サイバースカル ブロンズはこんな腕時計
この「サイバースカル」は今年で3作目となる”毎年恒例の”限定モデル。

ぼくはこのセラミックモデルを所有していますが、けっこうなインパクトを持っていて、多くの場合、これを目にした人からは「それ何?」と聞かれます。

表裏スケルトンという構成を持っていて、ムーブメント(自社製 BR-CAL.210)が浮いているように見えることが特徴であり、ゼンマイを巻き上げるとスカルの顎の部分が上下に動き、スカルが笑っているように見えるという、いわゆる”オートマタ”ムーブメントですね。

なお、このムーブメントは手巻きとなっていて、しかし「巻き止め」がないので、巻きすぎるとゼンマイをねじ切ってしまうので要注意。

ケースはブロンズ、47ミリ径(45ミリ×46.7ミリ)というかなり特殊な部類で、このブロンズ素材というのはちょっと前からベル&ロス、チューダーなどが取り入れている素材であり、経年劣化によって色が変わってくるという楽しみを提供してくれます(10円玉を連想するとわかりやすい)。

なお、「スカル」というと不気味に思う人も多いかもしれませんが、これはかつての大戦中、パイロットたちが「死を遠ざけるため」に自らの機体にスカルを描いたことにルーツがあるといい、つまり多くの人が連想するのとは異なって「死と対極」にあるのがこのスカルというわけですね(これを言うと、多くの人が「へえー」と言う)。

そしてもうひとつ、BR01について特筆すべきは、そのケース形状やガラスの立体的な(エッジの)カッティングがシャネルの名作腕時計「プルミエール」と同じだということ。

これは「シャネルがベル&ロスに出資しているから」という関係性があるためで、これを言うとさらに(とくに女性から)「へえー」と驚かれることも。
このサイバースカルは、ゴッツいルックス、そしてスカルモチーフということで(とくに女性からの)第一印象があまりよくない腕時計ではあるものの、このあたりのウンチクを披露するとだいたい印象が180度変わります。

そしてもうひとつのウンチクとして、このシャネル プルミエールは、パリのヴァンドーム広場を上空から見たときの街並みをモチーフとしており、これも意外と知られているようで知られていない事実ですね。

こういった背景もあり、BR01 サイバースカルは「1本持っていて損はない」「話題性が豊富な」腕時計だと考えています(ぼくは行かないけれど、キャバクラが好きな男性には、ルイ・ヴィトン・タンブール・ホライゾンと並んでオススメである)。

BR 05 SKELETON GOLDEN
そしてもう一本の新作は「BR 05 スケルトン・ゴールデン(BR 05 SKELETON GOLDEN / 968,000円)」。

こちらも世界限定500本となっていますが、販路は特に絞られていないようで、ベル&ロスの正規店であれば購入が可能だと思われます。

ベル&ロスの新しい柱である「BR05」の表裏スケルトンモデルをベースに「ゴールド」仕様とした魅力的な一本ですが、搭載されるムーブメントは自社製のキャリバー BR-CAL.322.、ゴールドの透明パネルが装着されています。

ケース径は40ミリ、厚さは10.3ミリ、そして角を落としてあるのでスーツスタイルにもマッチすると思われ、ビジネスシーンにもオススメできる腕時計ですが、近年におけるベル&ロスの加工技術の高さを示すモデルでもあり、「メタルブレスのコマとコマとの間の隙間の小ささ、そのツライチ度」、「ベゼル上の向きが揃ったビス」、「表面はブラシ、ななめの面はシャープにカットされてポリッシュがかけられている」「面ごとにフィニッシュが異なるので、見る角度や手の動きによって表情が変化する」など見どころが多い製品でもありますね。

ちなみにこちらはラバーブレスモデル(902,000円)で、ベル&ロスとしては珍しい「ブラウン」。

ただ、ぼくとしては「せっかくケースとブレスレットとが一体型になっていて、かつ美しい仕上げを持つブレスレットを保有している」という理由にて、メタルブレスモデルを選びたいと思います。

ブライトリングが「デウス・エクス・マキナ」との最新コラボ、そして日本限定のスーパーオーシャンを発表。ここ最近の積極姿勢には驚かされる


様々な意見があるようだが、ボクは現在のブライトリングのほうに魅力を感じる
さて、ベントレーと長らく提携関係にあったものの、そのパートナーシップを解消した後に様々なコラボモデルを発表しているブライトリング。
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トライアンフやボーイング、シボレーやシェルビー、フォードとのコラボモデルが登場していますが、コラボモデルの中でも非常に人気が高いのが「デウス・エクス・マキナ」とのダブルネーム仕様。

今回発表されるモデルで第三弾となり、これまでに比較するとシンプル、そしてシックなデザインを持っているように思います。
トップタイム B01 デウスはこんな腕時計
こちらが今回発表された「トップタイム B01 デウス(AB01765A1B1X1)」。

価格は990,000円に設定されており、前回のデウス・エクス・マキナ」とのコラボによるトップタイムの価格は660,000円だったので(ムーブメント、機能は多少違えど)昨今のインフレの凄まじさを改めて感じさせられます。

ケースは今まで通りのステンレススティール、しかしムーブメントはブライトリング マニュファクチュール キャリバー 01へとアップグレード。

文字盤上には堂々たるデウス・エクス・マキナのロゴが見られ、そしてタキメーターのスケールの一部には鮮やかなレッドが採用されています。
ストラップはモータースポーツを連想させる「穴あき」、そしてシボ感の強い仕上げを持つレザー(ステッチの太さもよく考えられていると思う)。

なお、この「トップタイム」はブライトリングが1960年代に発売していたものを2020年にリバイバルしたもので、当時と同じ「時代の変化に敏感な人々を取り込む」というコンセプトにて登場したシリーズ。

一方のデウス・エクス・マキナは、2006年にオーストラリアで創業されたブランドで、ハンドビルトのカスタムバイクやパーツ販売からスタートしていますが、メンバーの趣味の範囲が非常に広く、その趣味を次々にビジネス化していったためにスケートボードやサーフィンといったところにまで製品が拡大しており、こちらも時代の変化を取り入れつつもタイムレスなのものを生み出してゆくという、ある意味ではブライトリングそしてトップタイムとオーバーラップする存在だと言えるかもしれません。
ブライトリングは「スーパーオーシャン」日本限定モデルも発売
そしてブライトリングは日本限定モデルとして「スーパーオーシャンヘリテージ 42 ジャパンエディション(AB20108A1C1A1 / 792,000円)」も発売。

このスーパーオーシャン ヘリテージもまた1950年代の「スーパーオーシャン」にインスパイアされた腕時計ですが、ブライトリングは2017年にCVCキャピタル・パートナーズに買収されていて、それ以降にはこういった「ヘリテージ」が多く誕生し、そして流行を意識したカラーリングが登場したり、多数のコラボモデルを発表するという方向性へとシフトしています。※並行輸入の制限やブティックの整備を行い、ブランドの立て直しを図り始めたのもこの頃である

参考までに、CVCキャピタル・パートナーズはF1の経営権を長らく持っていたことがよく知られていますが、2016年にはその権利をリバティ・メディアに売却しています。

そしてそこからのF1は大きな変革を遂げ、様々な方面での露出を図ることで大きくファンを増やしているのは御存知の通りで、F1についてはリバティ・メディアのほうが(得意分野を生かして)うまく成長させることができ、しかしブライトリングについてはCVCキャピタル・パートナーズの得意とする「着実な、そしてセオリーに従った」ブランド成長戦略によって(前経営体制に比較して)成長しているということになり、何事にも「向き不向き」「得手不得手」があるということもよくわかりますね。

スーパーオーシャンヘリテージ 42 ジャパンエディションに話を戻すと、そのケース径は42ミリ、素材はステンレススティール、ムーブメントはブライトリングB20(マニュファクチュール)が採用されています。
ベゼルはセラミック、そしてダイヤルは流行の「ライトブルー(サンレイ仕上げ)」。